ひとりでぶらりとどこかへ出かけたとき、行った先の本屋で1冊だけ何か本を買うのが癖になっている。
今回は守谷へ行った帰りに取手の「宮脇書店」さんで買った「竜の学校は山の上 九井諒子作品集」。


魔王を倒した勇者のその後の話や、ヒロインが一国の王女だった美女と野獣、現代社会に人間の他にケンタウロスが共存している話、などなど、全体的にファンタジーっぽい用語のある話ながら、ちょっと一ひねりのある短編を9話収録。
表題作の「竜の学校は山の上」は、同作者の「ダンジョン飯」の雰囲気があって面白い。
(ちなみに題名だけ見て、竜族の通う学校かと思っていたら、全然そんなことはありませんでした)

詳細は伏せるけども、ほとんどの話はスッキリとは終わらない。なんとももやっとする読了感。でもそれがなんだか癖になって、適当に開いたページからまた読みたくなる。そんな一冊。


旅の余韻を感じながら読むのに良いチョイスだった。

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