ぶらり読書記録「明日も彼女は恋をする」
2015年4月12日 読書
新船橋ぶらついてる途中に読了したので、もう1冊。
昨年、綾瀬のブックオフで購入した「明日も彼女は恋をする」。上巻「昨日は彼女も恋してた」から続く下巻。
学生時代、ふと手に取った高畑京一郎の「タイムリープ」が本好きのきっかけの1つになったこともあって、時間ものは個人的に好みのジャンル。この作品もそんな時間もの。
舞台は、みんなが顔見知りで、何かすればすぐに伝わるような、田舎的な閉塞感がありつつも、どこか懐かしい、そんな島。
上巻「昨日は彼女も恋してた」での時間旅行で改変してしまった過去を元に戻すために再び時間旅行へ。作中でもタイトルが出てくるとおり「バック・トゥ・ザ・フューチャー」part2な感じ。
時間移動は、今や王道的なテーマの1つで、結構気軽に過去をいじくったりしているものも多いけれど、あったはずのものが無くなってたり、生きてたはずの人が死んだことになったり、実は結構怖いものだと感じる。
当たり前のように一緒にいたはずの人がいなくなって、周りの認識も「そんな人いないよ?」ってなるのは、実際かなり怖い。
で、誰か1人がそれをできるということは、他の誰かにもできる可能性があるわけで、「当たり前」が実は改変されてたりすることもある。
そういうことを考えて読んでいくと、最後の「僕の物語がここで終わりますように」というセリフがなんとも深いものに感じてしまう。
「彼」と「彼女」がそれぞれ、大切な人のために奔走し、そうして最終的にたどり着いた結果は、みんなが幸せになれたわけではない。
高畑京一郎の「クリス・クロス」の読了感に似た、1つの目的を果たしたものの、言い知れない不安を感じる、そんな読了感。
昨年、綾瀬のブックオフで購入した「明日も彼女は恋をする」。上巻「昨日は彼女も恋してた」から続く下巻。
学生時代、ふと手に取った高畑京一郎の「タイムリープ」が本好きのきっかけの1つになったこともあって、時間ものは個人的に好みのジャンル。この作品もそんな時間もの。
舞台は、みんなが顔見知りで、何かすればすぐに伝わるような、田舎的な閉塞感がありつつも、どこか懐かしい、そんな島。
上巻「昨日は彼女も恋してた」での時間旅行で改変してしまった過去を元に戻すために再び時間旅行へ。作中でもタイトルが出てくるとおり「バック・トゥ・ザ・フューチャー」part2な感じ。
時間移動は、今や王道的なテーマの1つで、結構気軽に過去をいじくったりしているものも多いけれど、あったはずのものが無くなってたり、生きてたはずの人が死んだことになったり、実は結構怖いものだと感じる。
当たり前のように一緒にいたはずの人がいなくなって、周りの認識も「そんな人いないよ?」ってなるのは、実際かなり怖い。
で、誰か1人がそれをできるということは、他の誰かにもできる可能性があるわけで、「当たり前」が実は改変されてたりすることもある。
そういうことを考えて読んでいくと、最後の「僕の物語がここで終わりますように」というセリフがなんとも深いものに感じてしまう。
「彼」と「彼女」がそれぞれ、大切な人のために奔走し、そうして最終的にたどり着いた結果は、みんなが幸せになれたわけではない。
高畑京一郎の「クリス・クロス」の読了感に似た、1つの目的を果たしたものの、言い知れない不安を感じる、そんな読了感。
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