以前立ち寄った書店で見かけて気になっていたものの、機会がなく今まで読まずにいた1冊。今日たちよった夏見の鑑定団で見つけて購入。

この間読んだ「異世界居酒屋 のぶ」からファンタジーを抜いたような雰囲気の1冊。その分人間関係がよりリアルに想像できる。
名前の「ぼったくり」も由来がなんとも江戸っ子気質というか、職人肌というか気持ちが良い。
常連客は近所のお年寄りからエアコン取り付けの技術者までさまざま。みな少々口は悪いがとても暖かい。これも江戸っ子っぽさなのかもしれないが、自分の故郷の雰囲気にもちょっと似ていて懐かしさも感じる。

出てくる料理もとても旨そうで、しかも自分でも作れそうな気がするものばかり。読みながら、ついつい晩酌のお供にとか、明日のおかずにとか頭に浮かんでくる。もう少ししたらゴーヤやナスの美味しい季節なので、料理本としても頼れる一冊となりそう。

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